篠井富屋連峰(栃木) 寅巳山(445.8m) 2022年1月10日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:51 駐車箇所−−7:36 寅巳山−−8:10 廃林道−− 8:13 駐車箇所

場所栃木県宇都宮市
年月日2022年1月10日 日帰り
天候快晴
山行種類藪山(別ルートなら一般登山)
交通手段マイカー
駐車場廃林道入口に駐車
登山道の有無無し(別ルートならあり)
籔の有無今回のルートでは前半は濃い竹藪や灌木藪の連続で本格的な藪漕ぎが必要
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント東側の雷電山と合わせて登った関係で両者の鞍部を越える車道から登ったが、予想外の濃い竹藪に苦労。藪山かと思っていたが帰ってからネットで調べたら南西側の野鹿台団地から登山道があるとのことで、今回のルート取りは大失敗だった。山頂付近の尾根には2,3箇所の不自然な凹みがあり、山頂はそれまでの地形とは異なり不自然に平坦で城跡のようだと感じたが、これまたネット検索で本当に城跡だと知った。山頂は樹林に囲まれて展望は良くない




雷電山との鞍部を越える車道から登り始める 雷電山同様に最初から竹藪
330m肩直下。まだ竹藪 標高340m。まだ竹藪が続く
350m峰。まだ竹藪 340m鞍部の目印。まだ竹藪
標高380m付近。まだ藪が続いてうんざりする 標高380m付近の色褪せた目印
標高390m付近でやっと藪から解放された 標高390m付近の収納袋の目印
430m峰 420m鞍部
不自然に尾根が凹んだ箇所が2,3箇所あった(空堀跡) 寅巳山山頂。不自然に平坦で広いと感じたら城跡だった
三角点とその前に横たわった標石 唯一の山頂標識
帰りも往路を戻る。標高380mで藪に突入 350m峰
330m肩から南下 標高310m付近。藪が特に濃い
廃林道に出た箇所。「わなに注意」の表示 廃林道脇に廃屋登場
廃屋横に檻あり 廃林道入口到着


・雷電山から車道に下りそのまま反対側の斜面に取り付いて寅巳山に向かおうとしたが、車道にてポケットに入れていた地図が無いことが発覚。さすがに地図無しで登るのはきついので、解像度が落ちるが別用途で印刷した地形図が車の中にあったので車に戻り、その地図を持って再度出発。

・尾根取り付きは雷電山から下ってきた車道の最高点付近で、低い法面を適当に乗り越えて西側の緩やかな尾根に乗る。いやらしいことにこちらも濃い竹藪の連続で、周囲を見渡しても藪が薄そうな場所が無いので藪を漕ぐしかない。関東の植生ではこの標高でこの藪は滅多になく、自然にできた植生ではなく一度人の手が入った影響でこうなったのではなかろうか。ここでは竹に絡んだ蔓が一番厄介だ。ちなみに竹の種類は分からないが、高さ2,3mの比較的背が低く細い種類であった。密度は笹よりは薄い。

・尾根が明瞭になると藪は多少ましになるが、相変わらず竹と灌木の藪が続くが尾根上では目印が散見され、このルートで登った人が他にもいるようだ。でもこの藪ではあまりいいルート取りとは言えないなぁ。例えば山頂の北側から攻めた方が藪が薄かったかもしれない。

・今回のルートでは登りでは気付かないが尾根の分岐が数か所あり、藪で先が見えないこともあって帰りに苦労し、読図が面倒なのでGPSの助けを借りることになった。どの尾根も道が無く藪なので下りは苦労するパターンである。

・標高380m付近より上部でやっと藪が薄くなってきて歩きやすくなった。関東の植生はこうでなくては。先の様子も見えるようになり尾根のつながりが分かるので安心して歩ける。

・藪が無い山頂付近の尾根では溝のように不自然に凹んだ場所が2、3か所あり、もしかしたら空堀の跡で昔は城跡があったのかもしれない。今思い返せば寅巳山山頂部はそれまでの地形とは違って妙に平坦であり、城の建物があったのかもしれない。そう感じて帰宅後にネット検索したら予想的中で山頂に寅巳城跡があったとのこと。数多く山に登っていると城跡の遺構も見分けられるようになるらしい。

・寅巳山山頂に到着。意外にも周囲にしが立木が無い広い平坦地で、まるで広場のようだった。これまでの地形からして予想外の山頂の様子だ。山頂標識は木製の手製の小さなものが一つ。城跡を示す標識類は皆無だった。広場には立木は無いが周囲は全て落葉樹に覆われているので展望がいいとはいいがたい。

・帰りは基本的に往路を戻ったが、最後の方は藪漕ぎ距離短縮のため尾根を外して南へ下った。地形図では池が書かれた北側に実線があり、おそらく廃林道と見た。私が駐車した箇所から藪に覆われかけた廃林道が奥に延びていたので、その続きがあるだろう。

・藪が濃いので下りでも苦労。僅かな沢地形を降りると予想通り廃林道が登場。まだ完全には藪に覆われていないのでこれまでより格段に歩きやすかった。

・廃林道に降り立った場所には廃屋と空っぽの檻が仕掛けてあったが、檻は長期間放置されていたような印象を受けた。

・廃屋から廃林道入口、つまり駐車箇所まで大した距離は無かった。もっと前で藪尾根から廃林道に下った方が良かったかもしれない、なんて考えたが、帰宅後にこの山をネット検索したら山頂南西側の野鹿台団地から登山道があり藪漕ぎ不要で登れるとのこと! わざわざ苦労して藪漕ぎし、下山後は笹(竹)アレルギーの湿疹で痒みに悩まされ続けているのが馬鹿らしくなった。登る山全てで事前調査すればこんな目に遭わずに済むのだが、この程度の小さな山では情報が無い中を自力で登るのが面白いわけで、これに懲りずに今後も地形図だけ見て自分でルートを考えることが続くだろう。

 

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